歯周病治療
- HOME
- 歯周病治療
歯周病とは
歯周病は、あなたが気づかないうちに進行しています
歯周病とは、お口の中の歯周病菌が増えることで起こる感染症の一つです。歯を溶かす虫歯と異なり、歯周病は歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かす病気です。人によって程度の差はありますが、一定の年齢になるとほとんどの方が歯周病にかかってしまいます。
歯周病が進行してしまうと歯を抜く以外に治療法はありませんが、当院では可能な限り自分の歯を残すように取り組んでいます。
従来なら歯の保存が不可能だと思えるケースも、歯槽骨を再生することで保存できる可能性が増えてきます。
詳しくは以下の治療例をご覧下さい。

健康な歯の状態です。

歯周病にかかると歯茎が炎症し、歯周ポケットができます。

さらに進行すると歯槽骨を溶かし、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病の治療

歯垢(細菌のかたまり)が歯と歯茎の間に入り込み、歯肉(歯茎)に炎症が起きている段階を歯肉炎、さらに進行していくと歯周炎と呼び、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)を溶かしていきます。
歯周病の治療後も、回復した機能をできるだけ長く快適に保たせるためには、ブラッシングによる定期的な口腔ケアが欠かせません。
当院では、フッ素導入、ホワイトニングなどの特別な目的以外では歯磨き剤を使用していません。800度以上で焼いた還元力のある天然の焼き塩「キパワーソルト」で患者さんの口腔ケアを行っています。
市販の歯磨き剤には、単独では毒物指定されている物が含まれていたり、フィラーによって歯面が削れてしまったりする弊害が多く見られます。特に舌下は吸収が良いので、できるだけ身体には毒性のある物を取り入れないように配慮しています。
歯周治療のメンテナンス

歯周治療のメンテナンスに、高濃度次亜塩素酸水(ステリHClO)を利用し、歯周病を殺菌(パーフェクトペリオと同じメカニズム)しています。
従来の歯周病治療・ケアのように、歯垢や歯石を器具を使って除去するだけでなく、歯周病の原因となる菌そのものを除去することができます。
メカニズム
次亜塩素酸は、白血球が病原菌を殺菌するのと同じ仕組みで、歯周病菌を殺菌します。
体に優しい除菌法です。
Q&A
Q.殺菌水に副作用はありますか?
A.ありません。次亜塩素酸イオン(OCL-)の作用により効率よく除菌できるため、食品添加物法にも適した次亜塩素酸(HClO)濃度(80ppm以下)に抑えることができ、安心して口腔内にご使用いただけます。
Q.市販の洗口液とどうちがうのですか?
A.市販の洗口液では、歯にはりついたネバネバ(バイオフィルム)のバリアを壊すことができません。
ステリHClOの殺菌水は、次亜塩素酸イオン(OCL-)が歯周ポケット・根管内のタンパク質やバイオフィルムを溶解・破壊した後に、高濃度の次亜塩素酸(HClO)が殺菌をするため、高い除菌効果を得ることができます。
Q.ステリHClOは1度行うと、一生歯周病にならないのですか?
A.次亜塩素酸(HClO)に接触すると、最近は殺菌されますが、口腔内全体の歯周病菌をゼロにすることは困難です。
定期的なチェックとクリーニングを続けることが望ましいです。
ホームケア
健康的なお口の中を維持するためにはホームケアが非常に重要です。
毎日のホームケアをきちんと行うことで、虫歯や歯周病の予防となります。
当院ではホームケアと医院でのクリーニングとしてPrimacyのジェルを使用しております。
症例の紹介
61歳 女性

右下7番に骨吸収が見られる。

GTR療法にて歯槽骨を再製。
55歳 男性

右下6番の根尖まで進行した歯周病と根尖病巣。

右下6番を抜歯して根のクリーニング、根尖の膿胞を除去して再植。
64歳 男性

左下7番が重度の骨欠損。

左下7番を抜歯、根面をクリーニングし、エムドゲインを塗布した後再植。
55歳 女性

右下7番が重度の骨欠損。

根管治療後右下7番を抜歯。
根面をクリーニングし、エムドゲインを塗布した後再植。
69歳 女性

全体に歯周病が進行しているが、特に左下6番は根尖部まで骨破壊が進行。

右下6番が失われるとBr不可能となるため、抜歯後根面をクリーニングし、抜歯窩の掻爬後再植。
歯槽骨再製の後Br作製。